6位 ジョシュ・ギディー
- 生年月日:2002年10月10日(18歳)
- 身長:203cm
- ポジション:ガード
- 所属:Adelaide 36ers
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Background
オーストラリア出身、両親はともにオーストラリアの元プロバスケットボール選手で姉は現在オクラホマのオーラルロバーツ大学でプレーしている選手とバスケットボールエリート一家のもとで育った。
昨シーズンはアメリカ強豪校からの誘いをすべて断りNBL(オーストラリアプロリーグ)入し、新人賞を獲得している。
シーズン | PTS | REB | AST | FG% | 3P% | FT% |
2020-21 | 10.9 | 7.4 | 7.5 | 42.7% | 29.3% | 69.1% |
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コメント
オクラホマは気に入ったチームの1つだ、指名してもらって夢がかなったよ。
サンダーが進んでいく道は自分が共に歩んでいきたいと思うものだ、リーグ下位から上がっていくというね。すばらしい若いチームでスタートを切ることが待ち遠しいよ。
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Strengths
203cm長身プレーメーカー、大抵の相手に高さで優位に立てる。またプレーの1手2手先を読むゲーム感も魅力的。細身だがこの2年で10kgほど体重を増やすなど、弱点克服に精を出すハードワークな姿勢も高く評価されている。
また左右両方の手でフィニッシュまで持っていくことができ、昨シーズンはリム下でFG64.1%と高確率でシュートを決めていた。カウンタームーブ(ディフェンスに対応された後の動き)、バックボードの使い方、体の当て方が上手くフィニッシュはNBAでも通用するレベル。
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Weakness
ジャンプシュート全般、プレッシャーがかかったときのボールハンドリング、オンボールディフェンス。
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18位 トレイ・マン
- 生年月日:2001年2月3日(20歳)
- 身長:191cm
- ポジション:ガード
- 所属:Florida
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Background
5人兄弟、高校時代は5つ星選手(最高評価)で引く手あまただったが地元フロリダ大学へと進学した。1年目はフィジカルに苦しみその年の5つ星選手25人中20位にランクされたが2年生の昨季に大きく成長した。
シーズン | PTS | REB | AST | FG% | 3P% | FT% |
2019-20 | 5.3 | 1.9 | 0.7 | 35.6% | 27.5% | 65.5% |
2020-21 | 16.0 | 5.6 | 3.5 | 45.9% | 40.2% | 83.1% |
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Strengths
ハンドリングがよく、アイソレーションやボールスクリーンからスコアできる。また、緩急がすばらしく急ストップからパスやプルアップを打つことができる、得意なムーブはレッグスルーからのステップバック。
高確率でクイック3Pを打つことができ、昨季は78本プルアップ3Pを打ち41%の確率で決めている。またリム付近のフローターも得意としている。(昨季43本打って46.5%)
パスは上手くはないが、平均以上。
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Weakness
長さ&身体能力、オンボールディフェンス、スイッチした後のビッグマンに対するディフェンス、ジャンプシュートとフローター以外のオフェンス。
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32位 ジェレマイア・ロビンソン・アール
- 生年月日:2000年11月3日(20歳)
- 身長:206cm
- ポジション:フォワード
- 所属:Villanova
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Background
父親は名門カンザス大学出身、卒業後はスペインのプロリーグでプレーした。
高校は3年生までは地元カンザスのビショップ・ミージ高校でプレーし3年連続で州のチャンピオンに輝いた。高校最終年はIMGアカデミーに転校、そのときのチームメイトに田中力がいる。
シーズン | PTS | REB | AST | FG% | 3P% | FT% |
2019-20 | 10.5 | 9.4 | 1.9 | 45.4% | 32.8% | 81.4% |
2020-21 | 15.7 | 8.5 | 2.2 | 49.7% | 28.0% | 71.4% |
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Strengths
キャッチ、ボールを下げない、スペーシング&ポジショニングなど基礎がしっかりしていて丁寧なプレーをする選手。ピック&ロールのローラーとしても優秀で、フィニッシュにも持っていけるしそこからパスもさばける。
大学1年時はディフェンスで苦しんだが、2年生になった昨季はガードにスイッチした後も低い姿勢をキープしてついていくなど成長が見られた。ヘルプディフェンスの感性は悪くない。
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Weakness
身体能力、速いガードにスイッチしたときのディフェンス、高さ的にNBAでセンターとしてプレーできるか分からないがPFとしては外のシュート力が高くない。(昨季コーナー3Pを27本打って37.1%)
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55位 アーロン・ウィギンス
- 生年月日:1999年1月2日(22歳)
- 身長:198cm
- ポジション:フォワード/ガード
- 所属:Maryland
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Background
ピアノとトロンボーン、歌、ダンスが得意で音楽に長けている。
昨季サンダーの2way契約ジェイレン・ホードとは高校時代のチームメイト。
大学2年生のときにカンファレンスの6thマン賞を受賞した。
シーズン | PTS | REB | AST | FG% | 3P% | FT% |
2018-19 | 8.3 | 3.3 | 0.8 | 38.5% | 41.3% | 86.7% |
2019-20 | 10.4 | 4.9 | 1.4 | 37.7% | 31.7% | 71.7% |
2020-21 | 14.5 | 5.8 | 2.5 | 44.6% | 35.6% | 77.2% |
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Strengths
平均以上の身体能力に208cmのウィングスパンがあり、3&Dになるポテンシャルがある。ドラフトコンバインで評価をあげた。
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Weakness
安定感のなさ、速い選手相手のオンボールディフェンス。
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サム・プレスティ会見
ドラフト総括
とても実りある夜だったと感じているよ。新しい選手たちが加わったことに本当にわくわくしているし、彼らがそれぞれのプログラムで成長していくことを思うと楽しみだ。全員にそれぞれ違う特徴があって、それがこの組織にプラスになると思う。
サム・プレスティ
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指名した選手
ジョシュ・ギディーはバスケットボール選手としてまだまだ伸び代がある、しかしあれだけ若い年齢でプロの試合でインパクトを残してきた。彼をチームに加えることができて嬉しいよ、彼はこのドラフトでも本当にいい選手だ。203cmあってどこでもプレーできるし、味方を活かすこともできて、彼のおかげで我々が目指すバスケットボールに近づける。
サム・プレスティ
ジェレマイア・ロビンソン・アールは我々がここ最近注目し続けてきた選手だ。この組織にとてもフィットすると思う、タフでフィジカルで頭がよいプレイヤーだ。
サム・プレスティ
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SGAトレードの噂について
話す必要もないと思うけど、このZoom会議に出ている人はみんなシーズン終了後の会見に出ていたよね?私はそこでシェイとの延長契約を楽しみにしていると言った。我々はソーシャルメディアの時代に生きていて、誰もが情報を発信することができる。
サム・プレスティ
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入団会見
我々はオクラホマの人たちからたくさんのインスピレーションを受けている、ハードワーカーでしっかりとした価値観を持っていて、尊敬に値する人たちだ。我々はそうした人たちの象徴になりたい。みなさんはここにいる選手たちのことを知るにつれて、コート内外で親近感をいだくはずです。
サム・プレスティ
我々はまず選手ではなく人物をドラフトする。ここにいる一人ひとりが一緒にこの建物にいたいと思える人物だ。
サム・プレスティ
コート外で良き人物になることはすばらしい組織の大きな要因になる。それがサムが強調していることだ、このチームにはそういう人物がたくさんいると思う。カルチャーの柱でこの先の目標だ。若いチームだから、これが近い将来の成功に向けて何か特別なものにつながることができたらいいよね。
ジョシュ・ギディー
(上のプレスティの発言について)人として、バスケットボール選手として、学生としてやってきたすべてのことが報われたということだから、嬉しい気分だよ。
トレイ・マン
この組織は本当に親しみやすい人ばかりでどんな人物がいるかをすべて知ることができた、楽しんでいるよ。単にバスケットボールではなく人として評価されるんだから嬉しいよね。
アーロン・ウィギンス
(大学1年から2年で数cm身長が伸びたがまだ成長しているかどうかについて)お父さんもお母さんも背が高いからね、身長が伸びてくれたら嬉しいけど。身長がまだ伸びているかはわからないよ、最近は病院に行ってないからさ。ひと夏で4,5cm 伸びたおかげでプレーがしやすくなった。あと2年生のときに7,8kg増やしてのもオフェンスでもディフェンスでもリム付近でのプレーがよくなったから体重が増えたのもよかったと思う。
トレイ・マン
プルアップはステフ・カリーやトレイ・ヤング、デイム・リラードを参考にしてきた。そういった選手たちを少しずつ参考にして自分のプレーに加えてきた、でも自分は自分だから試合にでたらベストを尽くすだけだ。
トレイ・マン
自分のことは大きなプレーメーカーだと思っている。チームメイトがいいプレーできるように巻き込みながらプレーするのが好きなんだ。チームの成功のために自己犠牲を払うことができる。リバウンドを取ってトランジションプレーに持ち込める、それが自分のプレースタイルだ。
ジョシュ・ギディー
(ジェイレン・ホードについて)ジェイレンは高校時代からの親友だ、オクラホマにワークアウトに来た際に彼に会って話を聞くことができた。ここのスタッフがどれだけ親切でバスケットボール以外のことにも気を配ってくれるかを教えてくれたんだ。そんな組織に来ることができて嬉しいし、ジェイレンもそれを気に入ってるよ。
アーロン・ウィギンス
(シェイ・ギルジャス・アレキザンダーとのプレーについて)大好きだよ。オーストラリアではシェイみたいなハンドラーとプレーする機会はなかったから楽しみなんだ。いつも自分がボールを持たなくてよくなるからね。オールスターレベルの選手とのプレーで自分の成長にもつながると思ってる。
ジョシュ・ギディー
(シェイとのプレーについて)オフボールでもオンボールでも問題なくプレーできるよ、大学ではボールを持ってプレーすることが多かったけど、高校まではメインハンドラーが別にいたからね。
トレイ・マン
(ビラノバ大学出身にはジョシュ・ハート、ジェイレン・ブランソン、カイル・ラウリーなどハードにプレーする選手が多いことについて)ジェイ・ライトHCのおかげだと思う、選手に40分間ハードにプレーすること、細かいプレーの大切さやチーム成功のための自己犠牲を教え込む。ライトHCのおかげでコート外でも成長することができた。
ジェレマイア・ロビンソン・アール
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その他選手
オクラホマステイト大学のケイド・カニングハムは大方の予想通り1位指名でDETへ。
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オクラホマ大学のオースティン・リーブスはドラフトからは漏れたもののLALと2way契約。
人口1,200の町出身のリーブスが大都市のチームでプレーすることに。
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ベルギー出身初のドラフト指名を目指していたブレンズ・ブライヤンバーグもドラフトから漏れた。サマーリーグ、もしくはユーロで周りを見返すことができるか。
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