アル・ホーフォードのとある不思議な動きに関するBOS時代の記事。
土曜日のラプターズとの試合が始まって2分が経過したところだ、セルティックスの守護神アル・ホーフォードがペイントエリアでポジションをとると相手のセンター ヨナス・バランチュナスがトップから3Pを放った。
ボールがリングに近づくにつれ、ホーフォードはリバウンドを取る体勢になると思っていた。しかし、ボールが跳ねるとボストンのベテランオールスターは奇妙な動きをした。彼はビビっていたのだ。
しかも、普通のビビり方ではなかった。まるでドッジボールで集中砲火を浴びるのに備えているかのようにしゃがみ込んで両手で顔を守っていたのだった。
その一方でチームメイトのテリー・ロジアーは落ち着いて跳んでリバウンドをつかんだ。この驚きのプレーはセルティックスが110-99でラプターズに今シーズン初勝利をしたことですぐに忘れられてしまった。
しかし、多くのファンが試合後このプレーを掘り返して、なぜホーフォードがビビっていたのか疑問に感じていた。過去の動画も出てきて、彼がリバウンドにビビっていたのは今回がはじめてではなかったことも分かった。実際にキャリアの中で彼は何度かビビっていた。
でもなぜ?そこで celtics.com はその謎を探ろうとミルウォーキーのBMO Harris Bradley Centerでシュート練習をしていたホーフォードに直撃した。
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「みんなをリラックスさせようとしてるだけだよ」ホーフォードは語る。「試合はとてもシリアスで、自分ももちろん本当に真剣にのぞんでいるけど、気分転換が必要なときがあるんだ。何年もずっとやっていることだよ。この間はちょっとふざけ過ぎちゃったけどね。」
普段ホーフォードはフリースローや笛が鳴ったあとのシュートなど時間が止まっているときにビビる。しかし土曜日の試合ではプレー中だった、ということは他のチームメイトがリバウンドを取ると確信していたということだ。
「あのときテリーがリバウンドポジションにいた」ホーフォードは自信満々に語る。「彼はいいリバウンダーだし取ってくれるって思ったから、“チャンスだ”と思ったんだ。」
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ホーフォードはほとんどふざけた行動をしないが、彼がふざけるとチームメイトみんながいじる。アイゼイア・トーマスやデニス・シュルーダーのような元チームメイトが動画を見てSNSで彼のことをからかっていた。一方で今のチームメイトも同じくらい楽しんでいる。
ジェイソン・テイタムは土曜日の試合中ボックスアウトに一生懸命で気付いていなかったが、シュート練習のときにホーフォードのビデオを見せると大笑いした。
彼は“Oh my God!”と叫び、ホーフォードにビデオを見たことを伝え「おもしろすぎる」と言った。
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笑いがおさまるとテイタムはホーフォードには多くのファンや対戦相手が知らない一面があると説明した。
テイタム「チームに入団するまでは、アルってすげえ真面目な人だと思ってたんだ。でも実は彼はいつも冗談を言ってる。大事なことだよ、明るい気持ちでいられるからね。長いシーズンでストレスになることもある、だから楽しまないと。」
真面目に見えるが、愛されキャラで遊び心のあるホーフォードはそうやってチームメイトのいいところを引き出そうとしているのだ。
ホーフォード「もちろん試合や自分がやらないといけないことは真剣にやってるよ。でもときにはみんながリラックスできるようにバカなことやおもしろいこともしていいと思うんだ。」
ブラッド・スティーブンス「彼はコート内外、ロッカールーム、いつでもいいやつなんだ、そうやってチームメイトの助けになってくれている。」
ファンはホーフォードのすべての面、とくに遊び心の一面に注目しないといけない。みんなホーフォードが真面目な人だと思っていたから、リバウンドをビビる行為に困惑してしまったのだ。
「みんなが不思議がっているのは知っていたよ。でも今謎がとけたでしょ?」いたずらに笑いながらそうホーフォードは言った。