デニス・シュルーダーが好んで履いていたシューズに関する2年前の記事。
.
.
.
.
スポンサーリンク
「ラスにも怒られたよ」
ドイツで生まれ育ったデニス・シュルーダー、少年時代はNike Air Zoom Total 90を履いてサッカーに熱をあげた。
バスケットボールを始めてからも好んでローカットのシューズを履いており、NBA入りしてからのお気に入りは2013年に発売されたNike KD6。
(Nike KD6は)ローカットで昔履いていたサッカーシューズに似ている、だからこれを履き続けるよ。
デニス・シュルーダー
.
しかし、2018年にサンダーに移籍すると状況が変わる。
別のシューズに変えないとね、ここの人たちはKDを見たくないだろ?“分かった、カイリーシリーズに変えるよ”って言ったんだ。
デニス・シュルーダー
言葉通り移籍当初はNike PGシリーズやNike Kyrieシリーズを履いていたシュルーダーだったが、結局足に合わなかったようでKDシリーズに戻し開き直った。
“お前何履いてるんだ”ってラス(ラッセル・ウェストブルック)にもたまに怒られたよ、でも履き慣れてたシューズでプレーしやすいんだ。PGシリーズも持っていて試したけど、結局KDシリーズをたくさん履いた。周りには“なんでKDを履くんだ?”って言われても、“おいおい、ただのシューズだぜ”って言い返すよ。
デニス・シュルーダー
.
.
スポンサーリンク
変わりゆく時代
時は流れ2022年、サンダーに4人のルーキーが加わった。内3人がNike KD15を履いている。2位指名のチェット・ホルムグレンはNike KD15 Beginningsを履いてサマーリーグで衝撃的なデビューを果たし、「そのシューズ好きだぜ」とケビン・デュラント本人からのメンションもあった。
履くだけでチームメイトから怒られ、「お気に入りだけど履くべきなのか」と葛藤を生み出していたシューズの姿はそこにはもうない。サンダーの選手が履くシューズを見て「時代は変わったなあ」とじじいみたいな感想を抱かずにはいられなかった。
.
.
スポンサーリンク
おまけ
シューズにまつわるおまけ話。
2019-20シーズン、ルー・ドートはAdidas Hardenシリーズを履いていた。しかし、プレーオフでロケッツとの対戦が決まるとクリス・ポールと話をしてシリーズ中はジェームス・ハーデンモデルを履かないと決める。
こうした闘争心も手伝ってかハーデン相手に好ディフェンスを続けドートはこのシリーズで名を上げた。
そして、その横でスティーブン・アダムスはAdidas Hardenシリーズを履き続けた。
.
.