『あのディフェンダーは本当にテクニックがあるのか?
皆さんもNBAを見ていてたま~に思うコトがあったと思います…
そんな疑惑を払拭してしまうこの企画!!!!』
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前提
- 「ステフのステップバック3Pの確率」
- 「ヤニスのトランジションオフェンス時のファウル獲得率」
- 「ヨキッチのポストアップ時のアシスト数」
- 「イリヤソバのテイクチャージ数」etc.
NBAでは様々な細かいスタッツを公式サイトで見ることができる。
そんな中で個人的に注目して見ているのがマッチアップスタッツと呼ばれる数値で言葉通り特定の選手同士がマッチアップしているときのスタッツである。
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ここでは今季平均20得点以上を記録した全57選手のマッチアップスタッツを抽出し彼らを最も抑えた選手、つまり「現在のNBAで最強のディフェンダー/エースキラーは誰なのか?」を見ていきたい。
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第10位
デジョンテ・マレー(ATL)
デジョンテのディフェンスの特徴はとにかくファウルが少ない(1,949ポゼッションでシューティングファウルが19回)ということ、被FG成功率は高めだが失点を最小限に抑えている。
映像を見る限りは細身を活かしてスクリーンをかいくぐり追い続けるのがうまいという印象。
ただポゼッションあたりの失点が少ないのは「相手がトレイ・ヤングを狙って攻めてくる(=デジョンテのところでは攻めてこない)から」というのもあるかもしれない。
ちなみにデジョンテのディフェンシブマインドの礎をつくったのはカワイ・レナード。
スパーズでチームメイトだったときのトレーニングキャンプでデジョンテは「オフェンスは気にしなくていいからディフェンスをやれ、ディフェンスができないとコートに立てないぞ」とカワイに言われたそう。
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得意な相手
苦手な相手
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第9位
ジミー・バトラー(MIA)
ジミーもデジョンテと似てファウル&失点が少ないタイプのディフェンダー。
マッチアップしたポゼッション数が若干少ないのはヒートがゾーンディフェンスを使うというのも関係している?
クリップを見ると分かるように勝負どころで自ら相手のエースとマッチアップしにいき抑えにいくクラッチディフェンダー、ボディコンタクトも厭わない。
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得意な相手
苦手な相手
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第8位
アンソニー・エドワーズ
マッチアップポゼッション数で見るとジェイデン・マクダニエルズがチームのエースストッパーだが、数字上相手のスコアラーをより抑えているのはエドワーズ。(マクダニエルズは今回の指標では13位)
シーズン前にオールディフェンシブチーム入りを目標に掲げるディフェンシブマインドの持ち主。
言葉通り身体能力&フィジカルを存分に活かした凄まじいディフェンスをする選手で個人的に映像のインパクトではトップ3に入る。
ジミーと同じように勝負どころでは自らエースを抑えに行くメンタリティーも垣間見え、シードがかかったシーズン最終戦ではイングラム相手に3ブロック&2スティールを記録するなどここ一番の集中力もピカイチ。攻守で末恐ろしい21歳。
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得意な相手
苦手な相手
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第7位
アーロン・ゴードン
高さ・フィジカル・フットワークを兼ね備えたディフェンダー、今回の指標ではTOP10で一番高身長の選手。
とにかく簡単に跳ばない&姿勢を崩さないという堅実なディフェンスを徹底していることが映像からも見て取れる。
オールディフェンシブチーム選出はなく、投票も2ndチームが1票のみだったのはブロック&スティールが少ないから?
今回はシーズンのみを対象に集計しているが、プレーオフでも相手のスコアラーを抑えまくっている西1位の陰(と言ったら失礼?)の立役者。指揮官も以下の通り信頼を寄せている。
(アーロンは)とにかく相手に難しいシュートを打たせて簡単にはやられない。チームの決めごとをしっかり守るし、わがままなプレーはしないんだ。
マイク・マローンHC
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得意な相手
苦手な相手
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第6位
アンドリュー・ネムハード
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ペイサーズのルーキーがランクイン。
昨年ドラフト時のスカウティングレポートでも「ディフェンスはなかなか良い」という評価だったが、映像を見るとしつこくコースに入り続けて抜かれてもボールに手を出すのがうまいという印象。
ネムハード本人も「相手とやり合うのが好き」「ディフェンスでチームの力になれたら嬉しい」とコメントしておりディフェンス意識の高さが見て取れる、これからにも期待したい選手。
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得意な相手
苦手な相手
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5~1位の選手、元データのダウンロードはこちら
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