早漏で童貞な男 #Shorts

アンソニー・モロー

2014年のオフにFAで(オクラホマにFAで来てくれた数少ない選手の一人)サンダーにやってきて、シューターそして若手の兄貴分としてコートの内外で活躍してくれたアンソニー・モローについて。

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ステフ・カリーと編み出した必殺技

初めて見たときは“なんじゃあれ?”って感じだったよ。

 ディオン・ウェイターズ

あれは打つことすら難しいシュートだ。(中略)オレも練習したけど、彼ほどうまくできない。

 ケビン・デュラント

初めて見たときは“あんなのが入るわけない”と思っていた。

 ビリー・ドノヴァン

味方をも仰天させたモローの必殺技はクイックリリース。

通常シュートを打つ際はボールを腹あたりまで下げて(ディップして)勢いを使いながら放つがモローはそれをしない。

さらにそれを極めたのが頭の上でキャッチしたボールをそのまま放つ超絶クイックリリース。

このクイックリリースはどこで生まれたのか?モロー曰く、ルーツは子ども時代のある遊びとのこと。

オレはそれを“THEデル・カリー”と呼んでた、オレが子どものころホーネッツでプレーしていたデル・カリーがよくやっていたシュートだったから。そんでオレとステフはふざけてそれをマネして遊んでたんだ。

 アンソニー・モロー

デル・カリーとはステフ・カリーの父親、モローはカリーと同じシャーロットで育ち二人は子どもの頃からの友人った。デル・カリーはNBA史上屈指のクイックリリースシューター二人に影響を与えた。

Dell Curry (Steph's Father) FULL Career-HIGH Highlights vs Raptors 1996.11.02 – 38 Pts, 6 Threes!

モローが試合でもこのクイックリリースを使うようになったのはサンダーに来てから。わざと高いパス、低いパスを投げてもらい練習したそう。

彼は信じられないほどの確率でシュートを決めるが、それはクイックで打つ練習をしているからだ。サイズがない選手は高校から大学、大学からNBAとレベルが上がるにつれ、よりクイックでシュートを打たないといけないといつも言っているけど、彼はそのマスターだ。

 ビリー・ドノヴァン

アンソニー・モローは子どものころの遊びを世界最高レベルまで極めた職人。

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プレーオフに縁のない男

モローが始めてプレーオフを経験したのはサンダー時代の2016年、キャリア8年目にしてプレーオフ童貞を卒業した。

以下モローのプレーオフまでの道のり

所属内容
2008〜10GSWプレーオフ出場できず。モロー退団以降トンプソン、ボーガット、グリーンなどの優勝メンバーが集まり始める。
2010〜12NJNプレーオフ出場できず。モロー退団後ブルックリン移転&2013-15で3年連続プレーオフ出場。
2012-13ATL当時5年連続プレーオフ出場中のATLに移籍する大チャンスもシーズン途中でトレード。残っていれば出場できた。
2013DALモロー入団2年前に優勝&当時12年連続プレーオフ出場中の強豪にトレード移籍。しかし、この年で連続出場記録がストップ、DALはモロー退団後3年連続でプレーオフに出ているのでモローは16年で15回プレーオフに出場しているチームでプレーオフに出場できなかったということになる。
2013-14NOPプレーオフ出場できず。1年で退団。
2014-15OKC前年WCFに進出、主力はまだ若くプレーオフは確実&優勝争いをするはずがケガ人続出でまさかの不出場。1勝差で8位に滑り込んだのは前年在籍していたNOPだった。

ご覧の通り、とにかくプレーオフに縁がなかったモロー。モローのように強豪に移籍してもことごとく出場できなかった選手はなかなかいないのでは?

特にマブス時代とサンダー1年目なんかは何かに取り憑かれているのではと心配するレベル。

そして苦節8年、ついにモローは2016年のプレーオフで初出場を果たした。

(プレーオフについて)すげえよ、全てが洗練されている。試合の準備はみんなめちゃくちゃ真剣で、試合もアメージングだし、エナジーもクレイジーだ。

 アンソニー・モロー

他にもプレーオフではバックトゥバック(2日連続の試合)の心配をしなくてもいいことに感動したそう。

今年オクラホマの地元紙にサンダー時代の思い出を質問された際にもこのときのプレーオフについて答えていた。

確かに負けたけど、(ウォーリアーズが)勝てない相手だなんて思わなかった。あそこまで追い詰めたときは本当に興奮したよ。(中略)スペシャルな時間だった、人生でも最高の経験の1つだ。

 アンソニー・モロー

引退後は自身のブランドを立ち上げたり、ジャレッド・ジャックの弟とポッドキャストをしているモロー。いつか何かしらの形でサンダーに戻ってきてくれたら嬉しい。

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