エースの素質、リーダーの自覚 SGAの驚愕スタッツ

分析系
via thunder.com

現地2021年1月15日、オクラホマで行われたブルズ戦でオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキザンダーは33得点、10アシストをあげてチームを勝利に導いた。

実はシェイはこの試合で得点、アシスト以外にあるとんでもないスタッツを叩き出していた。

シェイはなんとこの試合だけで43回もドライブをしていたのだった。

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SGAのドライブ

NBAが選手のドライブ数を集計し始めた2013-14シーズンから1試合40ドライブ以上を記録したのは他にルカ・ドンチッチのみ。

昨シーズン、メインハンドラーを努めていたクリス・ポールとデニス・シュルーダーが抜け、サンダーのオフェンスはシェイに依存している。

そんなシェイが見出した活路がドライブを起点としたプレーだった。先のブルズ戦に限らずシェイはとにかくリムにアタックすることでシーズン前半戦、サンダーを引っ張ってきた。

ここではシェイの2020-21シーズン前半のオフェンススタッツを振り返っていく。

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1試合平均25.1ドライブ

リーグ1位の数値でNBA史上最高記録

via NBA.com

※参考1 2016-17シーズン、MVPラッセル・ウェストブルックのドライブが20.1回/試合(シーズントップ)

※参考2 今シーズン、ドライブが最も少ないチーム(ポートランド・トレイルブレイザーズ)のドライブが30.5回/試合

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7回以上ドリブルした後のFG52.2%

7回以上ドリブルした後にシュートを200本以上打っている6人の中でトップ、2Pに限れば57.3%(これもトップ)

via NBA.com

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6秒以上ボールを保持した後のFG53.6%

6秒以上ボールを保持した後に2Pを5本/試合打っている14選手の中でトップ、2Pに限れば58.4%(これもトップ)

via NBA.com

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アシストなし2Pの割合93.3%

シェイが打つ2Pの93.3%が自らクリエイトしたシュート、これもリーグトップ

via NBA.com

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超最高級

シェイは以下4つのカテゴリーでリーグ1位

  1. 1試合平均25.1ドライブ
  2. 7回以上ドリブルした後のFG52.2%
  3. 6秒以上ボールを保持した後のFG53.6%
  4. アシストなし2Pの割合93.3%

つまり、NBA史上最高のペースでドライブを重ね、一人でシュートをクリエイトし、それをリーグトップの確率で決めている。

今サンダーファンが目の当たりにしているのは、質×量ともに超最高級のオフェンスなのである。

via thunder.com

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SGAのプルアップ

The Atheleticのサム・ヴェシーニが現地2021年2月25日の記事でシェイのプルアップについて触れていたので抜粋。

(ドライブだけでなく)今シーズン、ギルジャス・アレキザンダーのプルアップがより切れ味を増していることにも触れないといけないだろう。彼は様々なポジション、アングルから打つことができる。(しかもステップバックとサイドステップも)

今シーズン、ギルジャス・アレキザンダーは141本のプルアップを放ち53.9%という凄まじいEFG%で決めているのだ。1試合平均約6本打っているがこれは昨シーズンの2倍以上だ、しかもそれを高確率で沈めている。リリースはまだぎこちなく感じるが速くなっていて、プルアップのときもバランスがしっかり取れている。

 サム・ヴェシーニ

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SGAのパス

シェイのパスからチームメイトが打つシュートは

  • 2P 8.9本/試合
  • 3P  9.8本/試合

2P、3Pともに1試合平均8.5本以上チームメイトのシュートを生み出しているのはリーグで14人のみ。

via fivethirtyeight.com

この数値はシェイが内外問わずパスを散らしていることを示している。

一方で1試合平均6.2アシストはリーグ22位。これはシェイのパスから味方がシュートを決めきれていないということ。

  • サンダーFG% リーグワースト6位
  • サンダー3P% リーグワースト2位
via thunder.com

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SGAのリーダーシップ

ではシェイはシュートが入らない味方を見捨てるのか?

答えは“No”だ。

シェイによると、自らの理想のリーダーシップとは「背中で見せることで周りが自ら考えて決断し実行していくこと」、そのために正しいプレーを続け、周りのことを信頼してパスを回す。

そんなシェイに指揮官は全幅の信頼を寄せる。

(2021年1月末のアウェイ連戦後のコメント)今回の遠征でシェイは自分で攻めるときと味方を信じてパスを回すときのバランスがすばらしかったと思う。特に今日は勝負どころで周りを信じてプレーしていたね。パスを上手く回してチーム一丸となって闘えた。

 マーク・ダグノート

(キャリアハイ42得点をあげた試合後のコメント)シェイは司令塔としての成熟度合い、自分で攻めるときとチームプレーをするときのバランスがすばらしいんだ。爆発していた今日でさえもそれを続けていた。自分のキャリアハイを伸ばそうだなんてせずに正しいプレーをしていた。

 マーク・ダグノート

via Twitter @okcthunder

チームのベテランからの信頼も厚い。

ポイントガードは一番難しいポジションだ、たくさんの責任を負うことになるからね。オレたちは彼にたくさんの期待をしている。彼はいつ自分で攻めて、いつ周りに任せるかという正しい判断をこれからもずっと続けていくよ。

 アル・ホーフォード

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サンダーの未来

今のサンダーにプレーオフで闘えるほどの戦力はないかもしれないが、シェイが正しいプレーを続け周りが成長することで、そしてサンダーが持つ1000個のドラフト指名権でシェイの助けとなる選手を指名することでサンダーの優勝が見えてくるはず。

まばゆく光るサンダーの未来の中心にいるのがシェイでシェイがサンダーを優勝に導く過程を見守ることがサンダーファンの使命なのである。(使命は言い過ぎだとしてもその過程を楽しみたい)

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リンク

リーグのスター選手たちがシェイを絶賛

シェイの2年目を分析

参考サイト

!https://fivethirtyeight.com/features/shai-gilgeous-alexander-knows-only-one-gear-drive/

!https://theathletic.com/2375978/2021/02/25/zion-williamson-luka-doncic-trae-young-nba-young-talent-rankings-top-10?source=user-shared-article

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