【記事訳】『SHAI SIGNS』

via Twitter @okcthunder

彼は新進気鋭の選手だが、自身にまだまだ足らないことがたくさんあることを知っている。試合ではすべてを出し尽くすし、晴れやかな笑顔も見せる。そして、自身の居場所を決めるべき時にシェイ・ギルジャス・アレキザンダーはサンダーと延長契約を結んだ。

Shai Signs | Oklahoma City Thunder
On Friday, the Thunder officially announced the signing of Gilgeous-Alexander to a multi-year contract extension.

金曜日にサンダーは23歳のポイントガード、シェイ・ギルジャス・アレキザンダーと複数年の延長契約を結んだことを正式に発表した。ギルジャス・アレキザンダーにとっては、オクラホマシティで明るく特別な未来を築き続ける機会だ。サンダーにとっては、3年目の昨季大きく成長した活きがあって才能に溢れたプレーメーカー&リーダーを確保したことになる。しかも彼の全盛期はまだまだ先だ。

「シェイの“emotional intelligence”(人間関係を上手く維持する能力)は本当に高くて、どうチームを動かせばいいかを理解している。チームメイトを信頼していているし、それがどうチームに影響するかも分かっていると思う」、サンダーのGM兼副社長のサム・プレスティは語る。「根っからの楽観家で、それがバスケットボールだけでなくて社会においても大きな武器になる。いつでも笑顔で、それでいてとても負けず嫌いなんだ。」

「彼はひたむきに謙虚に物事を進めていく」、サンダーのマーク・ダグノートHCはそう続けた。

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NBA3年目の昨季、ギルジャス・アレキザンダーはピンチもチャンスも上手く乗り越えてきた。2日連続の試合となった2月17日、吹雪により飛行機が遅れサンダーがメンフィスに到着したのは試合開始の数時間前だった。ギルジャス・アレキザンダーは眠気眼で疲れていたチームメイトたちに「言い訳はなしだ」と言った。準備をして試合で戦う、それはいつでも同じだ。そんな若者のガッツがOKCでの2年目に彼がいかに成熟したかを表していた。

「自分の中で確固たる価値観を持ってそれに従わないといけないんだ。チームにはそれがあるからポジティブにやり続けられていると思う」ギルジャス・アレキザンダーは言った。

ダリアス・ベイズリー「シェイがコート内外でオレたちをリードしてくれてる、彼の取り組む姿勢は完璧なんだ。コートであろうがウエイトルームであろうが体のケアであろうが、シェイがやること、そして下す決断が自分もチームも押し上げてくれる。」

ベイズリーの発言はスティーブン・アダムスがあの男について語った発言とかぶる

コート上で、ギルジャス・アレキザンダーは前進し続けている。ロサンゼルスでのプロ1年目にはルーキーにしてクリッパーズでローテーション入りを果たし、プレーオフでもつなぎ役を担った。2年目が始まる前にはオクラホマシティにトレードされ、相手ディフェンスの悩みの種になった3ガードの中心となり、リム付近で器用にフィニッシュするスコアラーとしての片鱗を見せていた。

それまでのNBAキャリアとケンタッキー大学での幅広い経験から、2020-21シーズンのギルジャス・アレキザンダーはプレーメーカー兼クリエイターの役割が想定されていた。キャリアハイの1試合平均23.9得点、5.9アシストをあげながら、FG50.8%、3P41.8%そしてFT80.8%も記録した。

コートのどこからでも得点が取れるのでギルジャス・アレキザンダーは相手を引きつけてチームメイトを活かすこともできる。彼のアシスト率は21.2、つまり5回に1回以上アシストでポゼッションを終えていることが分かる。落ち着いてボールを動かすことで、シーズン序盤のロード3連勝ではスコアリングを牽引した。ニューオリンズでは21得点、9アシスト、5スティール、プレーオフチームのニューヨーク・ニックスとブルックリン・ネッツとの対戦ではそれぞれ25-10-7、31-6-7を記録したのだ。

「彼のおかげでボールを動かして、ボールありなし関わらず複数の選手が同時に判断をするという我々が目指すチームオフェンスが可能になる」プレスティが言及する。「シェイはチームメイトを活かすも殺すも自分次第であることを分かっている、彼のおかげでたくさんの選手が成長し成功してきたと思う。」

ダグノート「シェイは自分自身で効率のよいシュートを打つだけでなく、チームメイトにも効率よいシュートやフリースローを打たせることができる。それが影響力のある選手の特徴で、彼もその例に漏れない。」

ピック&ロールからのプレーでギルジャス・アレキザンダーは相手のガードそしてリムプロテクターの驚異になり続けている。昨季ギルジャス・アレキザンダーはドライブの回数(1試合平均25.2回)でリーグ1位だったが、ドライブから平均2.4アシストを記録しながら平均13.1得点&FG55.4%と効率の良さも両立していた。

ドライブからのパスアウトが48.4%だったことは、ディフェンスは彼がドライブを仕掛けてきたときに何をしてくるのかを予測しづらかったということだ。ギルジャス・アレキザンダーは6-6(198cm)の身体フレームを活かして加速しながらも落ち着いて仕掛けることができる。

「いいポイントガードっていうのはみんな同時に複数のことをこなせる。コートを見ながら、自分の相手を背にして、ドリブルを続けてプレーを展開するんだ」ギルジャス・アレキザンダーはそう説明した。

ダグノート「あの年齢で目の前で起きていることにあれだけ対応できるのは驚異的だ。コートでものすごい存在感を示し、スタッツや称賛なんて気にせず勝負に没頭している。」

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今季ギルジャス・アレキザンダーがこれだけドライブできていたのは3Pの上達があったからだ。ダグノートはトロント出身の若者がオフの間にフォームを改善したことに触れ、その努力が実を結んだと言った。サンアントニオ戦ではキャリアハイの42得点、そして6本の3Pを決めた。

ギルジャス・アレキザンダーはコーナーから44.4%、アーリーオフェンスでは41.2%、そしてプルアップでは40.9%の確率で3Pを決めた。ストップから3Pを決める能力は,、NBAのボールハンドラーに最も求められるスキルかもしれない。他のオフェンスの足がかりにもなる鍵だ。

「相手はジレンマを抱えることになる」ダグノートはスカウティングし始める。「相手はドリブルから3Pを決める選手を相手にしないといけない。ペイントでファールを奪い、そしてチームメイトにパスを散らす選手を相手にしないといけない。ダブルチームを仕掛けないといけない段階にきている、でもそれにはローテーションを伴うそれが一番守りづらいんだ。」

ギルジャス・アレキザンダー「ダブルチームは相手が後手に回る、ローテーションがきたらパスをする。また今度はそこからもう一回パスをしたらオープンができる。どんなディフェンスにも特定の対策があるんだ。」

残り2分強で決めたSGAのステップバック3Pで少し余裕のできたサンダーはサンアントニオで勝利を収めたが、それは2020-21シーズンでギルジャス・アレキザンダーが決めたクラッチプレーの一部に過ぎない。シカゴ戦では22点差逆転を演出した。スピンからバンクショットをバスケットカウントで決め残り16.4秒で同点に追いつくと、オーバータイムではピック&ポップの相棒マイク・ムスカラの3P2本をアシストし勝利した。シェイは33-10-5を記録した。

クラッチでは様々な方法で試合を決めてきた。フェニックス戦では勝負どころで4本連続フリースローを決め、オールスターブレイク明けのダラス戦では残り2分から2本左手でシュートを決めた。一番爽快だったのはミネソタ戦かもしれない。最後の7分で13得点を挙げ、残り1分16秒でダリアス・ベイズリーの勝ち越しシュートをアシストした。そして、最後はディフェンスで相手を止めリバウンドを奪うと31-9-7の活躍で勝利。

シャーロットでのシーズン開幕戦、ギルジャス・アレキザンダーは勝負どころでの頼れる存在として頭角を現していた。残り9.7秒でボールを持つとギルジャス・アレキザンダーはフロアを駆け抜け、ディフェンスの重心を後ろにズラすとインサイドアウトからクロスオーバーを仕掛けプルアップジャンパーを放った。ゲームウィナーだ。

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「どういうプレー、タイミングが得意かは分かってる」、ギルジャス・アレキザンダーは最後のポゼッションを振り返る。「ああいう状況では何か仕掛けないといけない、楽しい瞬間だよね。」

ルー・ドート「シェイがオレたちのリーダーでベストスコアラーだ。勝負どころでボールは彼の手になければいけないし、彼がプレーを作らないといけない。」

躍進を遂げたシーズンを終え新しい契約を手にしたら、満足するNBA選手もいる。SGAはそうではない。このオフシーズン、ギルジャス・アレキザンダーはまずは怪我(シーズン後半戦に負った足底筋膜炎)を治すことを優先し、体を大きく強く速く爆発的にし、シューティングにもボールハンドリングにもパスにも取り組むと言った。

ギルジャス・アレキザンダー「すべてを向上させてオールラウンダーになりたいんだ。」

「オフシーズンという時間ができたら、彼はいつでも成長して帰ってくる。何度もそれを証明してきた」ダグノートはそう言った。

サンダーが若い選手たちを成長させるプランを実行していく中で、チームには模範となる選手がいることになる。心からバスケットボールを愛し、こなしてきた練習からくる自信もみなぎる。これから先サンダーが進める一歩一歩をリードする準備は万全だ。

「チームとして取り組む大きな課題は成長だ、毎日成長していかないといけない。オレたちがどこへ向かおうと満足するはずだ、できることは全部やったって分かってるから。」

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